迎春公演・アンケート・40日間を漢字一文字で表すなら?
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平壌での迎春公演に出演した児童・生徒と、平壌に送り出した保護者の「四〇日間の思い」を記録にとどめようとアンケートを試みた。
設問は、「この四〇日間を漢字一文字で表すなら? その理由?」と、児童・生徒の場合は「楽しかったこと?」、保護者は「心配だったこと?」の二つ。
アンケート用紙を本誌35号にコメントを掲載したfb友達と、「朝鮮新報」の記事に載った児童・生徒に送った。fbを通じて、アンケート用紙を届けることができなかった児童・生徒、保護者にも協力を促した。いくつかの学校では、オモニ会などの協力を得ることができた。
三月一一日現在、二五名の児童・生徒(初六・五名、中一・一人、中二・一一人、中三・八名)と二九人の保護者から回答を得ることができた。
児童・生徒の中で最も多かった「一文字」は、愛(5)、学(3)、幸と宝(2)、保護者は楽(5)、信(3)、和(2)の順だった。
児童・生徒たちは、一生懸命励んだ練習と本公演、市内観光が「楽しかった」ようだ。たくさんの友だちに会えたこともあげている。保護者たちの「心配」は食事と健康面が大半を占めていた。「大所帯に圧倒されないか」という回答もあった。少人数の学校なのだろう。
学父母以外、祖父からの「すべての関係者に『賞』を」というユニークな回答が一件あった。引率した教師からの回答も一件寄せられた。「『祖国の地』を踏んで四〇日間、滞留できたこと、それ自体が幸せだった」「一七〇名のウリハッセン(朝鮮学校の児童・生徒)と出会え、喜怒哀楽を共にした生活は、私の力に、勇気になった」との感想がつづられていた。
学年別に順不同で紹介する。一部朝鮮語で送られてきた回答は日本語に訳した。「東日本」は羽田発着組、「西日本」は関空発着組。[ ]内は編集部による(編集部)