東京朝鮮第3初級学校の入学式
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2020年3月に13人の卒業生が翔び立った東京朝鮮第3初級学校に、今日、14人の新1年生が入学した。
新型コロナの感染拡大で開催が危ぶまれた入学式。帰り際『どうにか無事終えられた』という保護者のつぶやきが、心に響いた。
初めての『愛国歌』、訳の分からない校長先生の朝鮮語、緊張気味に自分を見守る両親の姿、同級生2人の朝鮮語の決意表明、最後に合唱した校歌…。6歳の彼らにはどんな風景として記憶されるのだろうか?
式が終わるとピカピカのランドセルを背負って保護者に駆け寄っていた彼らも二学期には、保護者そっちのけで同級生とふざけあうのだろう。
そのためにも臨時休校(当面は20日まで)が早く終わらなくては。
入学式の風景
在校生にとっては、3月の休校以来、久しぶりの同級生との再会。『家で何しているの?』と聞くと『ダラダラ』『ゲームして寝て、ゲームして寝て』『毎日何度も公園に行く』とそれぞれ。『朝鮮大学から帰ってきたヌナは勉強ばかりしていてつまらない』とも。どうやらみんな時間を持て余しているようだ。
息苦しいマスク、距離を保たなくてはいけないもどかしさ…それでも久々の友だちとの再会は格別のようだ。中でも2年生は、一年生を迎えて少し緊張気味?
式会場のパスケコートをピンクの小さなランドセルを背負って走るブレ入学生の姿があった。ボルタリングは予備入学生たちの興味を引いたようだ。ヒョンニム、ヌナ、オッパ、オンニのハッキョ。そしていつか通うウリハッキョ。
旧校舎の階段横には、各期の集合写真が飾られていた。新校舎の入り口入って左側には、卒業生や在校生の笑顔の写真を集めた巨大パネルがある。見入っていた新入生のオモニが『あった!、これ私です!』と同級生たちと一緒の写真を指さした。『これは〇〇○ソンセンニム!』『これは在校生!』とハッセンたち。卒業生たちの笑顔が今も息づくウリハッキョ。