『朝鮮学校のある風景』56のご案内
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『朝鮮学校のある風景』56号
- 2019年7月25日刊
- A5版・日文・286頁 1.180円
目次
内容 | 筆者 |
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56号・巻頭インタビュー アンニョンハセヨ 在日本朝鮮青年同盟 静岡県本部委員長・宋 一さん ハッキョ中心にした豊かな静岡同胞社会を目指して |
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在日本朝鮮青年同盟 茨城県本部委員長・金才皓さん 朝青活動を日常化させたい 今は受け皿づくりの段階 |
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随筆録 朝鮮学校周辺ストーリー シーズン10 海鮮丼から焼き肉へ/もう「一緒に生きている!」/広島のペクトンムが… 静岡での朝日学生交流会へ/「杭」を見に行ったら韓国の…/「水曜行動」をヘイト扱い 未来は必ずあなた方のもの/「無名戦士の墓」に迎え/朝高18期同窓会の準備会 池上分会の鎌倉散策に便乗/愛知中高・授業参観と総会/東京第一・「古希同窓会」へ 保育士育成奨学金スタート |
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愛知同胞決起大会・「覚悟」決め大きな一歩踏み出す | 金日宇 |
附録・「조선신보」에 보도된 민족교육 고수발전 관련 최근 움직임 | |
セッピョル学園・初中高級学校の特性生かし進化続ける | 金淑子 |
朝鮮学校百景 茨城・北海道 三泊四日の準備合宿=セッピョル学園・皆で最高の場に! | |
「今」に伝える 朝鮮大学校 小平学舎移転60年 | |
「朝鮮大学新聞」(1959・7・7)一面 祖国に心からの感謝をささげる | |
「朝鮮民報」の報道 誇りに満ちた新学舎 感動と歓喜に沸き立つ式典(6・20) | |
移転完了、授業スタート 教員、学生宿舎もすぐに建設(6・25) | |
私たちの誇り、朝鮮大学新学舎移転を祝う | 韓徳銖 |
語り部 東京中高の仮校舎と小平新学舎移転直後の朝大生活 | 金福連 |
発掘資料 建築中の朝大新学舎/新学舎での東京朝鮮人学校連合運動会 | 金赫淳 |
학사준공 60돐기념 련시・청춘이 숨쉬는곳-조선대학교 계단들- 문학력사학부 4학년 | |
エッセイ <女><男>を脱ぎ捨てて 第三回 | 梁聡子 |
記録 ウリハッキョでの人権教育・その3 出張授業・埼玉初中 | |
勝手に紹介・応援ページ 兵庫京都滋賀サマス2019・その2 映画「ニジノキセキ」 ポスター・チラシに見る元気な同胞社会!! いいね!! ウリハッキョ! |
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金圭蘭・平壌から「今」を伝える 第40信 花より団子です | |
朝鮮・見て、聴いて、感じたままを語る 朝青埼玉結成60周年祖国訪問記/他 | |
朝鮮の歴史 100問100答 その9 | 金昌成 |
監督対談 チェ・アラム×キム・ミョンジュン 「放棄しなかった、その姿を見せたかった」 |
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記録 朝鮮学校の子どもたちに学ぶ権利を! | |
<訪問記> 在日朝鮮学校差別反対12次訪問団(6・5~9) | |
感想録 全国教職員労働組合/日本当局への要請書 国際オリンピック委員宛ての要請文 |
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私も一言 基本は正しい歴史認識と相互理解 | 李英順 |
県の「措置」は明白な民族・人種差別 | 大井和明 |
「6・30報道」失望と憤り込めて | 張景瑞 |
点描 朝鮮学校&同胞社会の今 | |
自らの存在に改めて自信を/車範根監督が来校!/優しい本―「コッソンイ」/「大田青年会の六月の図書に/主人公になった気持ちに/見るべし! 堪能しました/バックネットの広告が「朝銀」/台所の窓から学校の裏庭が/世界に誇れる唯一の学校に/それが何よりの私の宝物/子供達との触れ合いも大事/「ソンセンニン来た!」/活動に携われて感謝!/受け継がれていることが凄い/在日の闘いと覚悟の物語/とても幸せな時間を/「一番笑いのある場」に/「我ら学ラン世代は永遠」/素晴らしい歴史的な日/嬉しい時はケーキが一番!/朝高生だからこそ描けた作品/この言葉の違いは大きい/ハルベは僕達の誇りです/必ず実現しますからこの夢 | |
朝鮮学校百景 北海道朝高30期 鄭大河トンム=第97回手塚賞準入選 | |
東京中高・文化祭=「ヘイト」をアートで展示 | |
朝大オープンキャンパス=素晴らしい空間がある事に感謝! | |
東京第2オリニフェスタ=テーマは「不思議な空の世界」 | |
わが家のお宝紹介 掲載誌「民族教育」&廃校になった校舎の写真 | |
紹介 土曜学校 大阪福島・北大阪地域・生野西・京都・滋賀 | |
こんな寮生活、いいかも⁉ その11 愛知・広島編 | |
グラビア チョーデLife36 | 全賢哲 |
56号・編集を終えて | |
巻末附録 朝鮮半島&同胞社会の動き(2019年5月中旬~6月下旬) | |
朝米首脳会談関連報道資料/他 ポスターにみる韓国社会 | |
語り部 | |
「君たちへのラブレタ―」=70のハンメから6人の孫へ | 許玉汝 |
1977年小学1年生…母はこの世で一番尊い! | 李基寛 |
コラム 幼なじみとの再会かなわず | キム・スッチャ |
この日」には「あの歌」が… | キム・イルウ |
読者の批評/私の記事載りました | |
「クンドドギ」は誰の課題か | 朴錦花 |
みごたえがあるインタビュー | 中山茂 |
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56号・編集を終えて
〇在日朝鮮人の数は1910年の「韓国併合」以降微増を続けるが、1917年に5,637人から14,501人に急増し、この頃から集住地が形成されたようだ。
1923年の関東大震災で朝鮮人数千人が虐殺された翌年日本は、虐殺されたのは朝鮮人だからだと、「内鮮協和会」を設立し、同化のための「教化」を進めた。しかし朝鮮人は集住地を中心に自分たちの文化を守り、日本人も差別意識から同化を拒んだ。「協和会」は一度形骸化し、1930年代中頃から、警察幹部を中心に再構成されて強力に運営された。それでも集住地の文化は変わらなかった。
しかし子どもたちは違った。朝鮮語を話す親の下で育ちながら、二世の多くは朝鮮語が話せなかった。心の中で自分を取り囲む「朝鮮」を否定し続けた日々を想像すると心が痛む。そして70年以上たった今も、当時と変わらない現状に憤る。(淑)
〇文科省前での金曜行動についてあっアップされた朝大生の「もうウリハッキョの学生を日本人となんら変わりない同じ人間と言う事をやめましょう」との発言をシェアしたところ、様々なコメントが寄せられた。
なかには「こりゃ無償化は無理やわ」、それに対して「『日本人と同じ』でなくては学ぶ権利は保障されないのですか?」との指摘に、「日本が学ぶ権利を侵害していますか? そんな事実を聞いた事ありませんが」とも。
「人としては同じ、保障される権利としては同じ、でも学ぶ内容は違って当然。それは朝鮮学校に限らず。…その『同じ』と、教育内容が同じは別ものですよね。そのことに我々自身が自信を持って主張することはとても大切なことだと思います」
無償化から朝鮮高校だけの排除がもたらした波紋は広がっている。金曜行動の場で皆が鍛えられている。(日)
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