朝鮮学校の良さ発信して連帯広げ、世論で敗訴覆そう
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朝鮮学校との交流
朝鮮学校の公開授業へ
「来て、見て、知って」
金大変な経験でしたね。
長崎最近は朝鮮学校との関りの中で、「来て、見て、知って」ということで、私が委員長を務める日本基督教団大阪教区の日韓宣教協約特別委員会で、第四初級と生野初級の公開授業に大阪教区の人たちを送り続けています。春と秋に一度ずつ開かれていて、シナピスというカトリックの方にも呼びかけをしています。そうする中で公開授業に大学生たちが大勢フィールドワークとして来てくださるようになって、去年も今年も生野初級には百四十人を超える参加者が集まりました。近畿大学から八十名とか、大阪大学とか、フェイスブックを見てこられた淑徳大学とか、いろんな大学の学生が大勢来てくれています。
金それは教区を通じてですか?
長崎大学の方は、藤井幸之助さんの呼びかけを受けたり、私のフェイスブックを見た先生方が、学生に朝鮮学校を見せたいと来てくださいます。近畿大学のリリアンテルハタミさんとか大阪教育大学の北川智子さんとかがたくさん学生を連れて参加してくださって。
金評判はどうでしたか?
長崎「考え方が変わった」とか、「なんでこの子たちに税金が使われずに止められているのか、おかしい」とか、「自分が学んでいたのと何ら変わりがない。しかも子どもたちが楽しそうに授業に参加している」とか。
公開授業以外にも単発のフィールドワークで連れて行くこともあります。私が生野に来るきっかけになったSCM(キリスト者学生運動)というセミナーがあります。釜ヶ崎と生野で「差別の現場と出会う」っていう研修で、クリスチャンの学生に呼びかけて大学生が参加するんですけれども。
金全国からですか?
長崎そうです、全国から。今年の春にその学生たちを第四初級にお連れしたんです。立命館大学の先生がSCMに参加したことがあって、「とてもいいセミナーだから」と学生さんたちに呼びかけて下さって、立命館からジャーナリスト希望の方が何人か参加してくれました。その中の一人、三宅駿平君がすごく感動してくれて、里帰りした時に愛知県の朝鮮学校も訪ねてみたいといわれたので、さっそく愛知の朝鮮学校に連絡して彼を紹介しました。すると良かったということで、朝鮮民主主義人民共和国にも一度行って見たいと、七月に友達と二人で中外旅行に頼んで旅行に行ったんです。この間は友達と一緒に火曜日行動にも参加してくれて、「自分も朝鮮学校と出会うまでは世間の偏見の目で「北朝鮮」と「朝鮮学校」を見ていたけれど、実際に出会ってもっと知りたいと思った。朝鮮の人々が自分のことを日本人ということで一律に拒否するんじゃなくて、日本政府のすることと、こういう時期に日本から来ようとする日本人をちゃんと分けてみてくれたし、食べ物も美味しかったし、平壌はきれいだった」というような話をしてくれました。それを聞いたハッキョのオモニたちが喜んでいました。日本の若い人の中にもそういう人がいるんだなということで。今度、新聞社に就職が決まってジャーナリストになると言っていました。私もSCMに出会わなかったら生野には来なかったわけですし、若い時期に出会いと交流の場を作るというのは大切だなと。
金すごいですね、四十年以上続いているということですよね。
長崎集めるのが難しかったり、何度か危機はあったんですが、ずっと続いているんです。それはやはり一つの力になっているのかなと。生野では私が朝鮮学校に案内しています。朝鮮学校と出会うことでいろんなことが見えてくるかなと思って。
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