4.24教育闘争70周年追悼式、東京青山霊園で開催
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もくじ
朝大生の催し4.24の魂を受け継ぐ
追悼と呉亨鎮顧問との語らいの場
4月22日、政経支部は4・24教育闘争70周年行事として、 「그 날의 넋을 이어받고」を主催しました。「그 날의 넋을 이어받고」というタイトルには、4.24の넋(魂)を継承していくという強い意味が込められています。
金太一少年、朴柱範先生、そして解放運動で亡くなった人びとへの追悼文を読み上げた後、在日朝鮮人歴史研究所の呉亨鎮顧問との語らいの場を設けました。顧問の話はどれも、当時の出来事が頭に浮かんでくるようでした。
法律学科 1年(神戸朝高出身)の韓潤玉トンムは、「お話を聞きながら、4.24教育闘争を体験した先代のウリハッキョに対する想いと一致団結の力を引き継がなければならないということ、2人の犠牲者の方々と多くの同胞達が流した血を決して忘れてはいけないと強く思いました。」と感想を述べました。
顧問の4.24教育闘争からいまの高校無償化闘争は一線上にある、まだ闘争は続いているとの言葉は心に響きました。
その言葉の通り、現在の教育闘争の象徴となる高校無償化の権利獲得をはじめ、権利を勝ち取るためのたたかいに、これからも積極的に参加していくことを胸に刻みました。
愼恵慶・政治経済学部4年
朝鮮大学生がイメージする「4.24」
「4.24の魂を受け継ぐ」の参加者が答えてくれた。
設問は二つ。「4.24」を漢字一文字で表すなら、七〇周年を迎えた思いと「語らいの場」に参加した感想。ウリマルで寄せられた回答を日本語に訳して紹介する。順不同。(「記録する会」)
박미란・政経4
漢字一文字で? 志・守・継・闘・憶・無・血・教・護・魂・捧…
志無名戦士たちの何かを守るための強い意志は、今も私たちの胸に刻まれている。
・七〇年前に体験したことをあたらためて聴けてよかった。その時の「子ども」が私だったらと思うと、4.24を他人事のように、過去の出来事として感じるべきではないと思った。4.24の魂を受け継ぎ、自分がどんな視点を持って、役割を果たすべきなのかを考えるきっかけになった。
방양채・政経1
守小学生から大人まで、学校を死守しよう! ただその一心でみながすすんで戦いにたちあがったから。
・一九四八年の4.24から七〇年を経た今日、当時を体験した「生き証人」が少なくなっている中で、このように直接会い、貴重な話を聞くことができて光栄だ。今まで歴史の教科書の中でしか学ぶことができなかった話を聞きながら、4・24と自分が初めて繋がった思いがした。その当時と今とは時代も情勢も異なるが、最も大切な根本的なことは変わっておらず、その延長線上に自分がいることを学ぶことができた。そして、今、繰り広げられている高校無償化闘争に臨む姿勢を再び正すきっかけになった。今回、学んだ4・24と関連した二曲の歌を忘れない。お忙しい中、ありがとうございます。
리옥희・政経4
継4・24が私たちの民族史において、今日なお正義を愛する崇高な精神と民族の代を受け継ぎ、これからも継続しなければならない私たちのたたかいの起点だかだ
・今日の民族教育が存在するのも、4.24のたたかいがあったからだということを思いながらも、どこかで4.24は歴史の話としてきた自分を振り返った。体験者の話を聞きながら、その日の悲惨な弾圧のシーンが生々しく蘇るようだった。幼い子どもたちが抵抗心で胸をたぎらせ、敵と向かい合った、その精神を私たちは必ず受けつかなければならないと感じた。また、私たちは朝大生として、4・24を単純な事件としてみるのではなく、その根底にどのようないきさつが潜んでおり、そして民族教育を守りぬくためにたたかう在日朝鮮人の一貫した主張の正当性を正確に知らなければならないと思った。
리지보・政経1
闘幼い子どもから大人に至るまですべての在日同胞が熾烈に闘争を繰り広げたから。
・教科書や資料で学び、事実と教訓は知っていた、4.24教育闘争だったが、この場に参加し、当事者の話を聞き、そこには同胞のどのような気持ちが秘められていたのかを感じることができた。また、これまで聞くことができなかった話や、初めて見る写真や資料を見ることができたことは、とても貴重な体験になった。今後、私たち若い世代が引き続き民族教育を守りぬき、今、繰り広げられているたたかいにおいても、私たちが守るべきものは何であり、なんのためにたたかっているのかということを深く考え、必ず勝利できるよう、勉学に励もうと思う。
장명희・政経1
憶一生忘れてはならない、在日朝鮮人史の一つが4・24である。その当時の教訓を常に記憶し、これからも権利獲得闘争に臨まなければならない。
・顧問の話を聞きながら、新たに知り感じたことが多かった。4.24を体験された方から直接、話を聞くのは初めてだが、幼い児童たちが先生のために手紙を書いたり、たたかったという話を聞いて胸が痛んだ。私は千葉ハッキョの卒業生として、卒業式の時、「惜別の歌」をうたった一人である。ただの卒業式の歌かと思っていたが、実は4.24当時の先生の気持ちがこもった歌だったことを知り、今日この場に参加することができて、本当によかった。コマッスムニダ。
「…暴力的な弾圧で教室を追われ、私たちとって二つとない拠り所を奪われた、その痛みを決して忘れることは出来ません」「4.24教育闘争の尊い精神は今の時代を生きる私たち新しい世代に受け継がれています」(追悼の辞より)
지리구・政経1
無その当時、命を賭してウリハッキョを守っても、その戦い、歴史を伝え、継承する人がいなければ、歴史が私たちを忘れてしまうので、私たちが無名の戦士たちの闘いを伝えて行かなくてはならない。
・幼い時に顧問が体験された学校閉鎖令が発令された、その当時のことを生々しく話してくださった。話を聞きながら、十歳にしかならない幼子までウリハッキョを守るためにたたかった勇気と恐怖心、自分だったかもと思うと心が痛んだ。そんなことがあって、今までウリハッキョを守られてきたということを改めて知ることができた。七〇年間、同胞たちの血と汗、魂をこれからもしっかりと引き継いでいこうと決心した。
곽태현・政経1
血わが民族の血筋を守るために、血を流し犠牲もいとわずたたかった「4.24」、いまこそその魂を受け継ぎたたかわなければなないという意味で。
・普段聞くことができない話が多く、衝撃的だった。歴史としてだけ学んできた、4.24教育闘争を自らのこととして考えるきっかけになった。もし、その当時生きていたとしたら、そのようにたたかうことができたのか、実際、警官が学校を襲ってきたらどんなに恐怖心でおののいたのだろう、そんなことを思うと、いま朝鮮人としてウリハッキョで学ぶことができることは、どんなに尊く、先代たちが愛したウリハッキョとウリマルを守りぬかなくてはならないと思った。高校無償化からの排除問題をはじめ差別を解決するために、もっと学ばなければならないと思った。貴重な話をありがとうございます。
황춘양・理工2
教4・24教育闘争の「教」、学びの場を守りぬいたたたかいだったから、私たちが4.24の出来事を学び、未来がどうであろうと、ひきつづき教えていかなくてはならない事件だから。
・私たちは、七〇年どころか、生まれて二〇年余りしか生きていないので、その長い闘いのイメージを描くことは難しい。しかし、呉亨鎮先生の話は、すでに学んだ教科書の内容はいうまでもなく、教科書の行間、余白に潜んでいた話だと思う。ウリハッキョを守ってくれた先代に対する敬意がこみ上げてきた。高校無償化は4.24の延長線上にあるという話が特に印象に残った。私は教員を志望するものとして、以前から4.24に関心があった。この場に参加した誇りと責任を糧に、引き続きウリハッキョを守ってくために力を尽くす。
최숭련・政経1
護4.24教育闘争を通じて、ウリハッキョを護り、言葉と文字、歴史を学ぶ場を護り、私たちのものを護り抜きました。一世、二世の方が護ってくれたように、これからは私たちが護り抜こうという決心、覚悟をしたので、この一文字にした。
・今こうして私が民族教育を受けることができるのは、間違いなく先代たちが命を賭してたたかい、金太一少年をはじめ多くの人びとの血と涙の犠牲があったからだ。朝鮮大学校で学べることもそうだ。七〇周年を迎え、この場に参加して、4.24教区闘争の意義を新たに認識できた。命を賭して守ってくれたウリハッキョをこれからは私たちが護っていくとの決心をあらたにした。
강미우・政経1
魂いかなる困難が行く手を阻んでもウリハッキョを守り抜くという同胞の固い心と民族の魂がこもったたたかいであると思ったから、また、その精神をこれからも私たちが引き継がなくてはならないと思ったから。
・今年、4.24教育闘争七〇周年を迎え、改めて感じたことは、自らが直接体験したことでもなく話としてだけ聞いてきたが、この4.24教育闘争のお陰で、今の自分があるということを絶対に忘れてはならないということだ。その当時、同胞たちはどのような気持ちで、命をかけてまでしてウリハッキョを守ったのかと思うと、今、繰り広げている高校無償化闘争にも私自信がもっと積極的に参加しなければならないと思った。顧問が4.24教育闘争の延長線上に今のたたかいがあると、おっしゃっていたが、その通りだと思う。この場に参加しながら、これまで知らなかった話をたくさん聞けて、たくさんのことを学び、感じることができた。先代たちの魂を受け継ぐ人材として一生懸命学ぼうと思う。貴重なお話を聞かせてくださり、本当にありがとう。
최가령・政経1
闘 4.24闘争は、何よりも歳に関係なく、警官隊と逃げることなく、立ち向かったということがもっとも象徴的だから。
・今年で七〇周年を迎え、あまりに昔のこととして、自分の問題と結びつけるコとができなかった。が、今日話を聞いて、なかでも同胞たちが警官隊とたたかう話を聞いた時、憤りとともに、自分が今まで4.24闘争に関する認識があまりに浅かったということを悟った。当時、暴力的な民族教育に対する弾圧と、現在繰り広げられている無償化闘争と、その本質は同じと感じ、4.24が一挙に近づいた感じだ。今日の貴重な話を忘れず、これから自分自身が民族教育を守るために勉学に励もうと思う。
한윤옥・政経1
捧 先代たちはウリハッキョのためにすべてのものを捧げた。この「捧げる」は「捧げる余裕があれば捧げる」という「条件付き」の「捧げる」ではなく、無条件「捧げる」だった。私たちにはこの4.24の魂を受け継ぐことが求められていると思う。同胞社会のために捧げることができる人がどのくらいいるかが大切だと思う。
・4.24と言うと、「先代たちが守ってくれた」との話を聞きながら、いままで青年、同胞のたたかいだとイメージしてきたが、呉亨鎮先生から当時一〇歳の幼い子どもたちも勇敢に「ウリハッキョ守ろう」との一念でたたかったということを聞いて、思いを新たにした。神戸出身にもかかわらず、4.24に接する自らの姿勢が慢性化していたということを悟った。この場に参加して、先代たちの愛国至誠、血と汗を考えると、自分自身か恥ずかしい。4.24はまだ終わっていない。その延長線上に立っているということをしっかり知ることができた。そして先代たちの血と汗、その愛国至誠を絶対に歴史上のこととしてみてはならず、先代たちが未来の私たちのためにたたかってくれたように、私たちも未来を担う後輩たちのためにたたかわなくてはならないという思いを強くした。今日は貴重な話をお聞かせくださり、コマッスムニダ。49
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