ウリハッキョを発信の場にスタートした「坂道ぷろじぇくと」
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一二人の祖国訪問団
瞬時に行き交う同胞の情
金朝青の大きな課題の一つは、朝青卒業後、青商会や総連、女性同盟などの活動の核を育てることだと思うのですが、核は育ちましたか?
金委員長育ったと思います。大勢とは言えませんが。昨年五月に一二人の朝青員たちが祖国を訪問しました。それまで希望者を募るのが難しかったんですが、二年計画で。当初は三〇人を目標にしていて数字的には目標達成できませんでしたが、本当に大きな成果だったと思います。
金行くと変わりますか?
金委員長変わります。行くと決めたときからいろいろ受け入れる体制ができているというか。日本にいると、仕事もあるし、携帯もありますが、そういうことがすべてシャットアウトされるので。そういう中で目の前のことだけに集中できて。
金今後も続けていくんですか?
金委員長規模は少し縮小して、毎年三人くらいは送りたいです。中央でも団体訪問を企画しているので、そこに参加する形で。
金今の青商会世代や朝青世代は、学生時代にウリナラに行っていますよね。経済的に厳しい状況にあることも知っている。そんな世代にとってウリナラはどんな存在なんでしょうか? 祖国といわれて何が頭に浮かびますか?
金委員長祖国といわれて頭に浮かぶのは、そこで会った人々じゃないでしょうか? 同胞という感覚を瞬時に感じますよね、祖国の人民たちを見たときに。平壌ホテルに入ってコーヒーショップに行くと、そこで働いている人と昔から友達だったんではないかというような錯覚さえ感じます。日本に戻ってくると、顔も名前も忘れるんですが、また行くとそんな感じが。
国としては、強さの象徴でしょうか?米帝国主義と堂々と闘っているのは祖国だけですから。日本では毎日、反共和国宣伝をしていますが、それが虚構だということを、朝青員たちはわかっています。どんな制裁にも負けないで米国と対等に闘っている祖国を強いと思っていると思います。そういう意味では強さの象徴ではないでしょうか?
金在日朝鮮人も強くなくてはいけないんでしょうか?
金委員長強くなくてはいけないのか?僕はやさしい方が好きです、人間同士は。国家同士は難しいのでしょうが。
金二十代、朝青活動をしてきて三十代に向って考えていることはありますか?
金委員長重さが必要になると思います。一歳年を取るたびに、もっとレベルを高めて活動しなくてはと思います。三十代でこうなりたいという目標は特にないんですが、死ぬときに自分の人生を振り返ったときのことを考えます。一世の同胞が亡くなったときに、二百人、三百人の同胞が集まって、花輪が所狭しと並べられて、追悼のあいさつで「生涯を捧げた」という言葉を聞いた時に、自分はあんな風に人生の幕を下ろせるだろうかと思います。だから今どう生きるのか、追求していきたいと。
金何に生涯を捧げるのですか?
金委員長同胞と祖国、民族です。
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