感謝を胸に 共和国、総連の正当性示していきたい
スポンサードリンク
ハッキョ守るため、勉強しなくては
金そうして頑張りながら目指すことは?
文委員長それについては最近、よく考えます。目標に向かう過程で闘わなくてはいけない時も耐えなくてはいけない時も、いろいろあるんだろうなと、その先って何なのかなと。在日朝鮮人の根本問題解決―過去清算と祖国統一問題が解決した時に在日朝鮮人が次のステージで新しい時代の主人公になれるのかなと。でもそれは漠然とした夢で、そのために今何からすべきなのかなと。支持者を増やしていくためにももっと勉強しなくてはいけないと切実に感じています。
金これまでにも勉強の大切さを感じることがあったのでしょうか?
文委員長四年前に、朝鮮大学校の学生が、無償化制度から朝鮮高級学校を排除した日本政府の教育権の蹂躙について国連人権委員会に訴えるためにジュネーブに行きました。そのときに、国連人権委員会で活動するということができるんだ、そういうことができるんだと、活動範囲を狭めてはいけないと思いました。今の活動でも本当はもっと選択肢があるのに、気づいていないのではないか、立派な戦いをしているといいながら、ハッキョを守るためにどういうことができるのか、案が乏しいし、もっと創造的になるべきではないかと思います。
金在校生が一一人ということについては?
文委員長一一人のトンムたちには、一一人しかいないということをハンディと感じてほしくないと思っています。一一人が栃木ハッキョなので、栃木ハッキョの児童生徒として誇りを持ってほしいです。
ハッキョを守るために、前回60周年行事のシンポジウムで校長先生が話しましたが、栃木で学習内容に力を入れて、独自に英語教育を強化していきます。また栃木の校区は広いのですが、保護者たちと話し合って子どもたちの通学が少しでも楽になるように対策を立てていきます。具体的な対策を立てて、来年もその次の年も、翌々年も新入生を受け入れるために尽力していきます。
金60周年記念行事は今後のきっかけになったのでしょうか?
文委員長なりました。大きなきっかけになりました。
金そんな中で文委員長は?
文委員長プレッシャーを感じながら、勇気をもって頑張っていくつもりです。現在同盟員数が少ないので、まずは朝青員たちのニーズにこたえていこうと思っています。スポーツ同好会を望む声があるので今構想中です。両毛、中部、北部の三つの地域の特性を生かしながら、訪問に力を入れていこうと思っています。飲食業に従事する同胞が多いので、そこも考慮しながら。
金60周年行事は文委員長にとって
文委員長二十代の最後の年にたずさわれた事業で、過去・現在・未来を集約してくれた一日だったと思っています。同胞社会のあり方を示してくれた行事でした。過去の大切さ、現状に対する認識、未来に対する決意を感じ取れた一日、栃木ではああいう形になりました。反省することも多いですが。
金やったことが多いから総括もできるということ?
文委員長そうです。良かったです。
金一六年間民族教育を受けて印象深いのは?
文委員長朝大の四年間は、どう生きていくのか友達とよく討論しました。具体的な職業として活動家を考えていたわけではないのですが、ほかの職業を考えたこともなかったです。総連の新たな全盛期を築いていきたいと思っていました。本当に難しいことだと思います。危機察知能力が必要だと思います。今が一番厳しいのか、二年、三年後がもっと厳しいのか、目先のことにとらわれずに踏ん張り方というか、災いを福に転じる気持ちで、栃木においては現状を直視して校長先生が示した内容を実現するために力を合わせていけば、いいのではないかと。本当にいろんな感情があるのですが、高級部の時のスローガンが「私たちがやらないで誰がする」というものでした。そんな気持ちで頑張っていかなくてはと思っています。何が何でもウリハッキョを守っていきたい。
金記念行事でアボジ会会長が「併合になるかもしれない、無くなるかもしれない……でも最後まであがきたい」といっていた言葉が印象的でした。
文委員長覚悟のある発言でした。すごいと思いました。私も一緒にやっていきたいと思いました、最後まで。最後がどこなのかはわかりませんが、これから先もずっと。47
スポンサードリンク