ハッキョ(学校)を支える実のある地域活動を
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停滞知らない支部組織
望むのは情勢の好転
金ウリハッキョの生徒数も減って、朝鮮と日本の関係も複雑になっています。活動もむつかしくなっているのではないかと思いますが。
李今の日本の環境は確かによくありませんが、東大阪は同胞たちが元気なんです。1+1が2になった支部なので、常任委員たちもそうですし、分会の同胞たちも皆元気なんです。みんな同胞が好きで、トンポトンネ(同胞の集まるところ)が好きで、そこから力をもらっています。環境が厳しくなればなるほど、団結しようということになっていますね。
金その同胞たちの中心にハッキョがあると思うのですが、ハッキョとは今後どのようにかかわっていこうと思っていますか?
李地域はハッキョをバックアップする場だと思います。財政的にもそうですし、生徒たちもあちらこちらから湧いてくるんじゃなくて、地域で育った子どもがハッキョに入るかどうかということなので、結局、地域活動の延長なんですよね。すべてがそこにつながっているので、自己満足でやっている地域活動ではなくて、本当に実りのある活動にするためには最終的にはやはりハッキョがもっともっと栄えなくてはいけないなと感じます。
金生徒数の減少が一番の悩みですか?
李今はそうですね。いろんな原因がありますけどね。ただ周りの日本の学校、東大阪や八尾の中学校や小学校も立て続けに合併していますからね。廃校も多いです。大阪第四初級学校の向かいの御幸森小学校も廃校になります。この小学校は児童の八〇%が同胞なんです。その学校もなくなるんです。みんな第四に来ればいいのになと言っています。(笑)
日本の行政でも学校が統廃合したり、廃校になったりしているので、仕方がない側面ももちろんあるとは思うんですけれど。地域がしっかりして、地域で人が育ってきて、その人たちの子どもが学齢期になったらウリハッキョに送る、そういうことをきっちりと地域でできるようになるということがすごく大切だと思います。
金常に地域の組織が動いていなくてはいけないということですね。
李総連や女性同盟だけでなくて、青商会や青朝も含めて一つの地域ですから、この縦のつながりも大切にしながらやっていきたいなと思います。
金最近の若い世代を見ながら感じることは?
李ほかの地域はわからないんですけど、東大阪の若い世代はすごく頑張っていますよ。朝青も青商会も。決して冷めていない。皆が熱い気持ちをもって活動に取り組んでいますね。この地域では。
金課題は世代の架け橋ですね。どうつないでいくのか。
李。そうですね。総連や女性同盟があって、青商会があって、青朝があって、生徒たちがいるという図式がきっちりと、形がきっちりと地域ごとに築かれないといけないなと考えます。
金東大阪は?
李それができつつあります。中でも一番元気があって活発なのは総連だと、自信をもって言えます。常任委員が皆元気で、冷めた人が一人もいない。常任委員会の上に拡大常任委員会というのがあって、そこには各分会長も参加します。
金拡大常任委員は何人くらいいるんですか?
李支部委員長と、副委員長が三人いて、総勢十一人いますね。拡大常任委員会は行事が近づけば毎月やりますし、それ以外でも隔月でやっています。
金じゃあ、常に止まることなく動いているということですね。
李常任委員会を抜ける人がいません。参加率が高いです。毎月十人が、必ず全員集まります。議題は主に行事です。例えばハッキョで納涼会がある時は、どういう割り当てでチケットをさばこうかとか、動員をどうしようかとか。
金今、最も望むことは?
李情勢の変化ですね。何かをきっかけに画期的な情勢の変化があればいいのにと思います。南北関係、日朝関係、朝米関係。朝米関係が改善することで、皆変わっていくと思うんですけど。水爆とか、ロケット(ミサイル)の問題とかいろいろ出てますけど、結局朝米間できちんとした話し合いが行われていない中で、そういう問題が出ていると思うんです。何かをきっかけにそういう問題が雪崩式にいい方向に進んでくれれば、またいろいろ活動の範囲も変わってきますし。
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